ありのままの自分をみせられない
裸の自分を見せるのは怖いもの。
どんな人でも、ある程度の抵抗は、感じるかと思います。
でも、程度が強すぎると、他人はいつになっても、
あなたの事がよく分かりません。
特に親密な関係が必要な家族や夫婦、親友の場合は、
自分の姿を素直に見せてこそ、健全な関係が出来上がります。
でも、アダルトチルドレンや愛着障害の場合、
ありのままの自分は、なかなか見せられない傾向が見られます。
自分を見せられないと、
他の人と心からは仲良くなれませんので、
孤立感がつきまとい、不安の中で毎日をすごしてしまいます。
* 他人から嫌われたくない
* 夫や恋人から捨てられたくない
そんな思いがアダルトチルドレンや愛着障害の場合は、強いかもしれません。
でも、自分のありのままの姿を見せられるから、
➡ 親密になれるのです。
ありのままを受け止めてくれる関係なので、
親友だったり、夫婦だったり、家族だったりが
安心の親密空間になるのです。
あなたが裸の自分を見せられなければ、家族というスペースであっても、
あなたにとっては家族さえも、
こころから安心できるスペースにはなりません。
そして、見捨てられ不安が強いと、
夫婦関係や恋愛では、相手に依存したり、
相手を過度にコントロールしてしまったりします。
なかなかバランスの良い、夫婦関係や恋愛関係をつくれません。
本当の自分を隠していたら、
相手はどうやって、本当のあなたを愛せるのでしょうか?
演じている、偽の自分を愛してもらっても、
あなたは深くは満足できません。
ふたりの絆(きずな)は、深まらず、
相手はさみしい思いに、さいなまれます。
相手も、あなたを知りたいのです。
あなたがどんな人なのか?
あなたの心の内側に入りたい。
親密であるはずの関係であるほど、
相手は真剣にそう思っています。
そして、アダルトチルドレンや愛着障害の場合、
自分が親になってから、
子供にも、ありのままの自分を見せられない場合があります。
お父さんは、どんな人なの? もっと知りたい。
お父さんと、もっと仲良くなりたい。
本当のお父さんを、もっと見せてほしい。
と子供は苦しみます。
あなたのまわりに作っている高い壁のせいで、
あなたは守られてはいても、
子供や家族は苦しみます。
そんな環境で育った子供は、
父と同じように、ありのままの自分を見せられず。。。
自分の結婚相手や子供に、孤立感を体験させてしまう。
そんな世代間の伝搬が起こってしまいます。