モラハラ:旦那さんにコントロールされてしまう:奥さんを支配する旦那さんとは、どんな旦那さんか?
<モラハラ:奥さんを支配する旦那さんとは、どんな旦那さんか?>
奥さんを精神的にコントロールして支配する旦那さんと聞くと、普通は「とんでもない悪い人」というイメージなので、奥さんから見て、旦那さんはいつも悪い人なのでしょうかか?
常に奥さんから見て、旦那さんはひどい人で、常に悪い面ばかりを見せられているのでしょうか?
現実はかなり複雑な事が多いです。
奥さんをコントロールする旦那さんでも、奥さんから見ると、時々親切だったり、優しかったり、彼の良い面も見せられるときもあります。
彼が優しく良い時も、逆にひどい人間として悪い時もあり、混乱してしまいます。そしてこの混乱から、コントロールされるされてしまう余地も生まれます。
ひどい面を見せつけられたすぐ後に、「この人本当はこんなに良い人じゃない!」「こんなに素晴らしい優しいところもあるじゃない」と、
時々経験する良い面を見て思ってしまい、
自分でも混乱して、自分の判断力を疑って、自分でも何が何だか、よく分からなくなってしまいます。
自分の判断に自信をなくし、「自分が強く感じすぎたんだ」と、自分を責めたりもしてしまいます。
とても感じの良い日や、親切な日もあるし、逆にとんでもない、冷たかったり、我がままだったり、攻撃的だったりする日もあり、
極端な場合は、友達の前では自分の事を自慢してくれて、「自慢の妻だ!」「すごいガールフレンドだ!」という具合に言うのに、
家に帰って来たら、批判・非難の嵐で、文句ばかり言うという状況では。。。 被害者側としては、混乱してしまいます。。。
八つ当たりや嫌がらせが酷い時の旦那さんの数日後には、逆に親切で優しい時の旦那さんに接すると、あれ、どうなってんの???混乱するは当然なのです。
混乱しているのは、コントロールするのには相手からすると都合がよい状態です。
加害者側からすると、被害者が混乱している状態の方が、コントロールしやすくなり、
混乱して自分の意見や考えがはっきりと持てないと、コントロールしやすいのです。
だから混乱を引き起こすには、自分の優しい面と冷酷な面を、うまく使い分けるというか、自分の良い状態と悪い状態を両方とも見せておくのは、加害者の武器にもなります。
旦那さんの良い状態は、優しく親切な時は、こちら側としては、安心できると思うかもしれませんが、
信頼できる状態ではなく、後から来るマイナス面とセットになっているので、そこを基準としないでください。
あくまでサイクルなので、言ったり来たりを永遠にくり返す可能性があるからです。
「この人は本当はいい人なんだ!」「こんなに素敵な笑顔をしてくれるんだ!」「本当はこんなに素直な人なんだ”!」
って思う事も時々あるかもしれないけど、
残念ですが、長い目で見れば、そこは基準にならないことは、ご自分の今までの旦那さんとの長い経験を見返してみれば、
見えて来るのではないかと思います。