理想の家族とは?:理想と距離をとる勇気も必要
人間は生きるために理想を必要とします。
理想のない人生は寂しい人生かもしれません。
でもその理想に縛られて、苦しむ時もあります。
アダルトチルドレンや愛着問題を抱えている場合は、
家族や親についての過度の理想化は、
苦しみのもとになってしまう事もあります。
例えば、「仲の良い家族」という理想に縛られると、
実際には上手く行っていなかった、
あなたの育成環境の様々な問題を
あなたは直視出来なくなり、
色んな問題のあった事実を、
否定してしまいます。
代わりに「家族について文句を言ってはいけない。。。」
「文句を言う私が悪い。。。」
と自分を責めてしまいます。
「完璧な子供時代をおっくた」とか、
「理想的な親に育ててもらった」と、
自分の子供時代や親を理想化すると、
「理想的な親なんだから、問題があるわけない」
という具合に、色々な問題があった事を否定し、冷静に振り返れません。
それどころか、
「私の頑張りが今まで足りないから、まだ親を十分喜ばせていない」
などと、自分を更に追い込んでしまいます。
ある人が過度に自分の子供時代や親を過度に理想化する場合は、
本当はその人は、逆にどれだけ子供時代が大変だったか という、
隠された事実が存在すると、言われることもあり、
冷静に振り返れていない場合もあるのです。