夫婦という密室空間で: あなたは非常識な行動してませんか?
旦那さんが家の中では別人になってしまう
夫婦関係とは、実に不思議なものです。
職場では、温和で他人にも優しい人が、
夫婦関係では、うって変わって、
攻撃的だったり、自分勝手に行動することは、珍しくありません。
これは決して日本だけの事ではなく、
例えばアメリカなどでも、普段は温和で、とても親切な優しい大きな病院のお医者さんが、
家に帰ると、不機嫌で、家族には冷たい態度をとってしまう。
家族は誰にも相談できず、抱え込んで悩み続ける。。。
そんな事例が、沢山報告されています。
同じ旦那さんが、家の中では、想像もつかないほど、別の人に変わってしまう。
その原因は沢山あるなかで、
一つとしては、夫婦二人の関係は、二人のプライベートな空間で進行するという、
言わば「密室」状態だからです。
あなたは節度ある大人として行動していますか?
家の中では別人になってしまうのは、旦那さんだけではありません。
妻の側でも、外では立派な社会人でも、
家の中では気がつかないうちに、常識のない言動を
くり返してしまい、旦那さんを困らせている事もあり得ます。
妻によるモラハラの様な行為も、最近は沢山起きています。
ですから、もしあなたが、旦那さんとの衝突がつづいたり、
二人の関係が安定しないで、悩んでいる場合は、
普段あなたの当たり前と思っている言動を、振り返ってみる事も大切。
二人が衝突をくり返すのは、あなたの言動に原因があるかもしれません。
もしかすると、あなたの行動が節度やマナーを欠いているのかもしれません。
夫婦とは外からの目が入らない密室空間
この夫婦という、密室空間・状態には、外部からの目がなかなか入りません。
入らないからこそ、二人で安心して、リラックスできる部分もあります。
でも、この「密室」のような空間では、非常識なマナーが許されてしまい、
極端な言動も、歯止めが利かなくなる恐れもあり、
簡単に「非常識空間・無法地帯」にもなってしまいます。
昔の伝統社会では
昔の伝統的な社会の様に、周囲の村の人達や近所の親せきが、絶えず介入しなくなった分、
現代の夫婦の生活空間は、格段に自由にもなりましたが、
無神経で節度を欠く行為が、いつの間にか定着してしまいます。
昔の村社会では、親や兄弟などが、夫婦の事柄に介入してくるのが普通でした。
今の我々の感覚からすると、そんな介入はされたくないものの、
でもこれも一種の「チェック機能」としても働いていました。
しかし現在の夫婦という「密室空間」の中では、外部の目が入りません。
密室の中では、非常識な行動に気がつきにくく、
あなたも自分で自覚しないうちに、自分自身の問題行動がひどくなり、
それを上手く止める方法が見つからない事もあります。
それは他人に対してする事かどうか自問する
旦那さんの前で、マナーと節度のあるコミュニケーションが、
もし脱線しそうになった時、
どうすればいいのでしょうか?
節度あるコミュニケーションを思い出す、一番簡単な方法とは、
自分で自分に質問してみましょう:
「この言い方、自分の友人にするだろうか?」
「こんな言葉遣い、仕事の仲の良い仲間に、使える言葉遣いか?」
言葉遣いだけではなく、けんかの絶えない夫婦は、
えげつない、配慮のない行動を、普段から繰り返している可能性があります。
たとえあなたが、社会の中ではバランスの取れた常識人のある大人でも、
夫婦の空間では、常識ではありえない行動を、ついしてしまう場合もあります。
「職場や友人の前でとっても大丈夫な行動か?」
という具合に、時々自分に聞いてみる事も大切です。
出会ったばかりの頃はどんな言葉遣いだったのか?
旦那さんも、出会ったばかりの時は、「地球上で一番大切な人」でした。
沢山の喜びや驚きを運んでくれる存在でした。
でも、そんな存在も時間と共に色あせて、
単なる「同居人」の様に、なってしまいます。
あの時の自分なら、旦那さんにどのような言葉遣いをしていたのか?
それを思い出す事も、今の自分の旦那さんへの言葉遣いや行動を、
チェックするのに役に立つでしょう。
また、自分ならどんな言葉遣いをされたいのか?
自分なら旦那さんにどうアプローチされたいのか?
などを考えて見る事も、大切でしょう。
また、あなたの信頼する友達なら、
旦那さんにどういう言葉遣いをするでしょうか?