離婚回避の後が大切なんです:本格的な離婚回避とは?離婚回避の目的
セッションでは「とりあえず離婚回避を目指したい」
「とにかく離婚したくない」ので、そのためにどうすればいいのですか?
こんなご相談も多いです。
今はとても追い詰められていて、とりあえず離婚回避したい。
とてもよく分かります。
離婚回避できるか心配で、夜もよく寝れない。
とても辛いと思います。
でも、こういう風にも考えて見てください。
確かに今回はとりあえず離婚は回避できるかもしれませんが。。。
でも、その後には夫婦関係の再構築というプロセスが待っているます。
離婚回避だけ目指すのは、そう難しくはないです。
でも、離婚回避の達成だけは、最低限のレベルでしかないです。
回避してもその後は、考え方生き方の問題にも直結するような、
二人が仲良くなり、
二人がきずなや信頼を深めていくという、
より深く本格的な問題、
もっと価値観や生き方の問題やプロセスが待っていて、
そこが幸せになるためには一番大切なんです。
そこまで見通してはじめて、本格的な離婚回避の相談だと
僕は考えています。
だって、どうにか離婚回避しても、それで幸せになれるのではありません。
離婚回避した後でも、いまだに夫婦仲が悪くて、まだ家庭内で暴言が吹き荒れていれば、
離婚回避の意味がなくなります。
「何で頑張って離婚を回避したの???。。。」と、
そう感じてしまうはずです。
子供だってその環境にいれば、深く傷つき、
大人になった時には、人間関係が上手く作れなくなる可能性もあります。
二人が傷つけあう様な、
劣悪な関係維持のために、
離婚回避しているのではないはず。
家族生活や夫婦生活が、ある程度は楽しめるぐらいの仲良しになるのが
離婚回避の目的のはず。
仲良しになる、
そのために、お互いがお互いの理解を深め合う、
という様な話になると、
二人の感じ方や考え方の話になっていきます。
ここでは「うつ病」の例が、参考になるかもしれません。
食欲や睡眠・性欲などは、薬と休養で回復できます。
でも「自分を責めてはげしく攻撃する」という
心の問題を改善しないと、
うつはスムーズに改善はしないし、
治った後も、再発の可能性もあると言われます。
離婚問題もこれに似ています。
「とりあえずの離婚回避」を目的として、
法律面を中心にしたハウツーも世の中にはありますが、
「とりあえず離婚問題の回避」ができても、
その後の二人が仲良く生活できるようになるという
二人の生き方の問題まで話が深まらなければ、
離婚回避の達成は中途半端。
いや、最低限のレベルをクリアーしただけ。
ですからセッションでは、とりあえずの離婚回避を勿論目指しながらも、
長い目で見て、次の段階も視野に入れたセッションを行っています。
どうすれば二人が仲良くなれるような自分になれるのかという、
自分の生き方・内面の感じ方、価値観の問題も射程に取り入れたセッションになります。
感じ方や考え方の調整、価値観の変化、心の成長など
そこまで射程に入れると、
ある程度の期間はセッションを継続を、
なるべくはしていただいた方が、
まとまった効果が出る事になるかなと思います。