モラハラ夫: すぐに不機嫌になる

今日もご機嫌ななめ

モラハラ夫は、小さなことで簡単に不機嫌になります。

 

まず最初に気を付けなければいけないことは、

 

旦那さんのご機嫌が悪いのは、あなたのせいではありません

 

自分の機嫌は、自分が自分の責任として対処すべき話です。 

 

旦那さんは大人として、自分の感情の最低限のコントロールは、できないといけません。

 

相手目線になるとハラハラする

相手目線になると、すぐにハラハラ、ドキドキしてしまいます。

 

相手の表情や、話し方などに、細心の注意を払うという、

 

とんでもない無駄な事を、いつまでも続けてしまいます。

 

しかし、ハラハラ・ドキドキや突然の攻撃を避けようとするあまり、

 

相手の価値観や判断基準を、常に内面化し、

 

自分の内側で身につけてしまいます。

 

いつの間にか相手目線だったものが自分目線へと、いつの間にか自動化され、

 

ひどくなると、自分でも自覚できなくなります。

 

その上に、自分の考えや感性をなくしていくと、だんだんと支配されていくのです。

 

ですから、自分の中の、ぶれない軸を持つのが大切です。 

 

自分の感性や価値観を大切にし、自分の判断基準を育てましょう。

 

文句の嵐が朝からとまらない

しかしどんなにこちら側が「ぶれない」としても、

 

朝起きると、もう不機嫌という場合もあります。

なにやら雲行きが怪しい感じ。。。

 

そして悪い予感があたり、次々にあたり散らす:

* カーテンの開け方で文句を言う。 それが終わると、

* 今度は朝ご飯について愚痴を言う。 それが終わると、

 

* 次はテレビのニュースに怒り出す。 それが終わると、

* 今度は子供に向かって説教する。。。。。 という具合。

 

終わりのない文句の嵐と、愚痴の洪水

 

どうせ何をしても、何をしなくても

 

いつかは不満をぶちまけてくるのですから、

 

あなたのせいではないのです。

 

そしてだからこそ、

 

あなたの方でも、一々反応してはいられません

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モラハラ用の完璧なマニュアルはないと割り切る

ただし、もしあなたが旦那さんに対して「反応しない」と、

 

場合によっては、これまた旦那さんの愚痴や批判の対象になりえます。

 

 

カウンセラーの間でも、モラハラに対しては「無反応になる方がよい」

 

という意見もありますが、

 

無反応になる ⇒ 「お前無視してるのか!」

「俺の事ばかにしんてんのか」

「俺の話を聞いているのか」

 

と、よけいに八つ当たりするきっかけにもなりえます。

 

あなたが無反応だからこそ、図に乗り、もっと強烈にいじわるするという事です。

 

常に色々と試しながら、毎日試行錯誤をし続けているのが、

 

ほどんどの人の現状ではないでしょうか。

 

 

加害者の「歪んだ自己愛」が、モラハラの原因としてあげられるのが普通ですが、

 

他にも、例えば旦那さんがアスペルガーで、あなたの気持ちを考えず、

 

自分の言いたい事を思ったままストレートに発言する場合にも、

 

繰り返し起これば、モラハラに相当するでしょう。

 

その場合の対応は、「歪んだ自己愛」のケースとは違って当然ですので、

 

全てを取り扱える様な方法やマニュアルは、まず存在しえない事になります。

 

 

また歪んだ自己愛の場合に、旦那さんのモラハラに、試行錯誤を繰り返さなければいけないのは、

 

次の様な理由も考えられます。

 

 

謎のルールと言いがかりの名人

旦那さんは、どんな事にも言いがかりをつけるのが上手です。

 

何を原因として、愚痴やいじめが始まるのかは、

 

その時になってみないと、分かりません

 

その場その場で、不満や文句の基準が変わるのがモラハラの性質の一つだと言われます。

 

ですから、今までは、モラハラの原因には、ならないはずの物が

 

次の週には、立派なモラハラの原因になる。。。という事が起きてしまいます。

 

これにあなたの責任があるわけではありません。

 

 

「基準が変わる」というよりは、「本人の気分・ご機嫌が変わる」ことにより、

 

基準が勝手に変化して、あなたの合意や認識なしに、

 

謎のルール」がいつの間にかできあがるのですから、

 

あなたはそれで疲労しないように、

 

自分を守らなければなりません。

 

 

あなたが楽しそうにしているのが気に食わない

「謎のルール」や「言いがかり」は、

 

あなたが楽しそうにしているのを、邪魔する為に、

 

その場でルールや言い訳を、上手く押し付けてきている可能性もあります。

 

旦那さんの自分の内面は、闇を抱え、幸せではないので、

 

あなたや家族の楽しそうな姿には、ジェラシーや疎外感を抱きます。

 

それで、もっともらしいルールや理由で、楽しそうなあなたの邪魔をしている事もあります。

 

ですから、たいした理由もないのに、こじつけて、屁理屈(へりくつ)で攻撃してくるので、

 

先週うまく対応できた場面が、

 

今週は上手く対応できなくても、失望する事はないのです。

 

 

ただし、失望でがっかりするのは、次で説明する様に、

 

ある意味ごく当然だとも言えます。

 

無力な自分を受け入れる

そして何をきっかけに、いつ不機嫌になりモラハラが急に始まるか分からない現実の前では、

 

「何もできない無能で無力な自分」だと、自分を責めてしまうのも、当然の事なのです。

 

無力感・無能感とモラハラは、切っても切れない関係にあります。

 

その無力感・無能感なあなたは、人間として価値が低いという事ではなく、

 

特殊な事情に置かれているからこそです。

 

「私は結婚生活でさえも、ろくにできない人間だ」だなどど、

 

自分を絶対におとしめない事です。

 

また旦那さんのまで、ドキドキ・ハラハラしても、そんな自分も大切に受け入れてあげる事です。

 

うろたえて当たり前の過酷な毎日に、あなたは生活しているのですから。

 

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言いがかりのきっかけに気を付ける

多少矛盾するようですが、「言いがかりのきっかけに」なりやすいものは、

 

ある程度は、事前に特定できるかと思いますので、

 

事前に対策を打っておく事も大切です。

 

相手目線で、「そろそろ始まるんじゃないか」と、常にオロオロするのは良くないものの、

 

相手の今までの傾向をつかんでおくことで、

 

いじめや愚痴を緩和する事が、ある程度は出来るはずです。

 

 

悪循環のわな

とりあえず、今日は平和に過ごしたい。

 

モラハラを回避するためには、あの手この手でご機嫌をとるという役目

 

当たり前になり、あなたの生活の重大事項として、中心化するとどうなるか?

 

当然、本来自分のやりたいことなどの、自己実現は制限され、

 

自分のやりたい事や、自分らしく生きる事を、あきらめる場面も出てきます。

 

その代わりに、「ご機嫌取り」が、自分の一番のお役目であり、

 

また極端な場合には、ご機嫌取りが自分の生きがいになってしまう事もあります。

 

 

あなたの自己実現が制限されている環境の中では、自分の生きる意味として、

 

「パートナーとして彼を幸せにするのは私の役目」であり、

 

ご機嫌取りが自分の存在価値として中心化してしまいます。

 

 

そんなモラハラ旦那であっても、いや、そうだからこそ

 

そんな彼の面倒を見たり、寄りそったりすることを、

 

自分の人生の役目だと、

 

無自覚に引き受けてしまう事もあります。

 

 

こんなにひどい夫でも、私以外に、彼の面倒を見てあげる人が他にいない

 

「こんなに自分勝手な人は、私に捨てられたら、彼は生きていけない」

 

「私がもっとがんばって、彼を支えなくては」

 

「妻としての役目を、もっとはたさなければいけない」

 

私はもっと我慢しなくては。。。

 

 

などど、日頃のハラスメントにもかかわらず、

 

自分の役割・役目の中に、ハラスメントが組み込まれ、

 

その問題が、本人からも見えにくくなっていきます。

 

 

「ほめる」ことの危うさ

よく旦那さんを「ほめる」ことで、夫婦間のコミュニケーションを改善し、

 

夫婦関係を再構築修復しようとするケースもありますが、

 

モラハラの状況下では、ほめるという行為も、

 

モラハラする旦那さんをほめることにも、

 

なりかねず、余計に支配を強める可能性もあります。

 

 

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