旦那さんへの共感の種類をふやそう! 共有共感夫婦とは
共感の種類
今日は夫婦円満になるために必要な、
「共感」について少しだけ、
掘り下げて書いていきたいと思います。
以前に「共有・共感夫婦になろう!」という記事を書きました:
(https://fufukankei.net/renrakujikofufu/ )
一口に共感(empathy)と言っても、いくつかのタイプがあります:
1: 旦那さんの世界観を理解してあげよう!
旦那さんに「あなたの生き方や感じ方」をちゃんと分かっていますよ~
というのも、立派な共感の一つです。
旦那さんの考え方・感じ方が分かる事とは:
⇒ 旦那さんを理解・共感していること
になります
「あなたの物の見かた、私は受け入れてるよ~」
「あなたの考え方から、私も今の状況を見れてますよ~」
というタイプの共感。
(英語では cognitive empathy)
もし旦那さんが、自分の考え方や感じ方を、
あなたに理解してもらえたと感じれたら、
それは、うれしいでしょう。
もちろん、二人の関係の改善になるはずです。
旦那さんの立場から、物事を見れるように、
最近のあなたはなっているでしょうか?
2: 旦那さんがその時に感じている事を、感じてあげよう!
二つ目は、「あなたの悩みを、私も同じように感じていますよ」と示すタイプの共感。
「あなたの苦しさを、私もちゃんと感じていますよ」
という共感です。
(英語では emotional empathy)
これがなければ、感情的なつながりや絆は育ちません。
もしあなたが悲しくて傷ついている時に、
旦那さんも、それを感じてくれていれば、
あなたは旦那さんとの一体感を感じますので、
旦那さんとの関係も、もちろん強化されます。
もし旦那さんとの距離を感じてしまうなら、
ぜひこの共感を実践してみましょう!
ただし、この共感は行き過ぎると
あなたが精神的に疲労するので、
あなたの方で注意が必要です。
彼をドンドン助ける
3: 旦那さんの痛みや悩みを
感じるだけではなく、
彼を積極的に助けてあげよう!
3つ目のタイプの共感は、悩みで困っている人を、
自発的に私は助けたい、
というタイプの共感。
旦那さんの気持を感じるだけではなく、
彼に助けが必要な事もわかり、
愛する旦那さんを、
自発的にドンドンと助けていく様な共感。
(empathetic concern, compassionate empathy)
悩んで困っている旦那さんが、
あなたに助けられたら、
どんなに心強いでしょうか。
助け合えば、もちろん二人の関係は育ちます。
さて、そんな二人の間の助け合い、
出来ていますか?
これまで、Daniel Goleman (アメリカの心理学者)の分類をもとにしましたが、
脳の中で働く部分が、それぞれのタイプで、違うようです。
(https://medium.com/inspired-ideas-prek-12/what-are-the-three-types-of-empathy-ed1c04b389a )
他にもたくさんの区分の考え方が
あるかとは思います。
又、英語の「empathy」と日本語の「共感」との
ずれの問題も考える必要も
あると思います。
いずれにしても、
もっと気軽に簡単に出来る使える共感は、
無いのでしょうか?
もっと気軽で簡単な共有共感とは? 当たり前を切り取る共感
上の3つの共感と、どのような関係に、
なるのかはわかりませんが、
4つ目の共感のタイプを、
独断と偏見で勝手につけ加えると、
夫婦関係の毎日の場面で、気軽に使える共感は:
* 夏の暑い日には、「暑い、暑い!」と文句を言って、一緒に楽しく盛り上がる。
* 冬の寒い日には、「なんでこんなに寒いわけ~」と、一緒に嘆いて盛り上がる。
季節感など、身の回りの何でもない場面や出来事を、
こちら側から積極的に提供し、
共に感じ、共有・共感していくことで、
夫婦関係を改善していくという
実に使い勝手のよい、気軽にできる共感です。
「こんな暑い日は大変だよね~ 電車で通勤ご苦労様~」
この一言で、
旦那さんは、全然態度が変わります。
当たり前の風景の中に、
共有できることを探してみてください。
沢山あるはずです。
* 車の音がうるさい~
* 猫の寝顔がかわいい~
* そのかばん古くて使いにくそうだよね~
当たり前の風景を、切り取るのがこつ。
そして、こちら側から積極的に、
共感できる風景を
差し出していくのがとても大切です。
共感と言えば、まず相手の悩みがあって、
それに共感するというイメージを普段は持ってしまいます。
そうではなく、
当たり前の場面を、積極的にこちらから彼の前に差し出して、
気軽に共有、共感してみてください。
彼へのいたわりや親切心の言葉を、付けたして下さい。
* 大変だね~
* それ悩むよね~
* 楽しみだね~
* 上手く行くといいね~
そして、難しく考えすぎず、
沢山共有して行きましょう~
共有できることを増やす
夫婦仲が悪い時には、会話もあまり成立しないので、
何かを二人で共有していく体験が、とても不足しています。
でもこんな手軽な共有・共感なら、
気軽にしていけます。
一緒にレストランに行って、
体験や感想を共有していくことは、
もし夫婦関係がどん底状態だと、
なかなか出来ません。
だから、こんな手軽な共有・共感から、
あなたも始めてみては?
共感をもう一段深めてみる
その様に、当たり前の風景を、
二人の間に、差し出していくだけではなく、
できれば俳句の世界の様に、
当たり前の、
一瞬一瞬に、
どれだけの美しさや輝きが、
詰まっているのかを共有して、
二人の世界観や感性を育てていく。
古池や、
かわず飛び込む、
水の音
どんな場面でも、永遠の輝きが、
毎日すぐそこに訪れています。
長きこの地球の、
歴史の一幕に、
立ち会う事を、
奇跡と呼ぶのだろう。
(桑田佳祐 Smile ~ 晴れ渡る空の様に)