夫婦関係は優しさや親切心を循環させるもの
今のあなたの毎日は、夫婦げんかの連続です。
この一週間だけでも、かなりの言い争いをしてしまいました。
冷静になって、二人の関係を考える事も、段々難しくなっています。
ではそんな状況では、冷静に観察したとき、
二人の間では何が起こっているでしょうか?
批判や非難を二人の間に循環させている
毎日けんか続きならば、二人の間では、
きつい言葉の応酬で、
「やられたら、やり返す」毎日。
ですから、二人の間では、
相手への批判や文句が、
絶えず二人の間を
行ったり来たりしています。
当然のことですが、二人の絆(きずな)にとって、
これは良いわけがありません。
だって、攻撃的なとげとげしい言葉や、
マイナスの気持やエネルギーが、
グルグルと二人の間を毎日循環しているのですから。
本当は優しさや親切心を循環させるもの
本来は夫婦関係とは、優しさや親切心を循環させるべきもの。
励ましや気遣いを、循環させるものです。
もしそういう状態にあるならば、特別に何もしなくても、
二人の絆(きずな)は、自然に深化します。
もしそれが出来ていれば、
特別なノウハウもテクニックも、特に必要ないぐらいです。
逆に、二人の間で行ったり来たりしている物が、
批判や否定が、大部分ならば、
夫婦の関係性はどんどん傷つき、劣化します。
批判の応酬が続くと、
二人の間に昔はあった、安らぎ感や安心感はすり減り、
信頼や愛情も、薄まっていきます。
相談に来られる方は、多くの場合、
非難や攻撃が、
グルグルと二人の間を回っている状態です。
貯金をドンドンと食いつぶしている現在
現在のあなたの状態は、例えて言えば、
銀行に貯めてある貯金を食いつぶして、
どうにかやっている状態だと考えるべきです。
いつかは、また貯金していけるようにならなければ、いけません。
もし夫婦円満の関係を目指すならば、
二人の間に、優しさや親切心を循環させる事で、
貯金し直していく必要があります。
循環させている物を:
批判から ⇒ 親切な言葉や優しさへと
必ず変えて行く必要があります。
強引に「させよう」の関係
今の毎日のケンカ状態では、どうしても自分の言い分を、
相手に「聞かせよう」とか、
自分の言いたい事を、多少無理やりでも、
相手に「理解させよう」としています。
これは、相手に強引にでもXXXを「させよう」とする、
「させようの関係」です。
二人がこの「させようの関係」に、どんどん染まっていくと、
二人の関係は、危険水域に突入しています。
この相手に「させよう」の関係は、
自分のニーズ優先の立場です。
この状況ではお互いが、自分のニーズや気持を優先して、
「自分の立場中心」だと、二人の関係性には、
一体感や親近感がなくなります。
ですから、夫婦に必要な「チーム意識」が育ちません。
夫婦として生活する、その長い期間に経験する、
様々な問題に、チームとして十分対処できなくなります。
常に長期的な幸せを目指すのが夫婦仲
夫婦関係は、一時的に良ければおしまい
という事ではありません。
恋愛関係とは違います。
あくまで長期的に、安定的に幸せを体験していくものですので、
一体感を作り上げるために、
優しさや親切心を循環させて行きましょう。